先日クロス入居者&スカイ契約者にB-5街区(現在「パークマジック」として暫定利用中)の開発計画を変更する旨の通知がなされました。
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当初計画:三井不動産レジデンシャルほか6社が売主の37階建て分譲マンション 703戸 2029年竣工
変更後:三井不動産レジデンシャル1社が売主のサービスつき高齢者住宅(規模未定)

サービスつき高齢者住宅とはB-7街区(クロスタワー&レジデンス敷地)のオウカス幕張ベイパーク(野村不動産グループ)にすでにあるものがそれです。ただしこちらは総戸数141戸の低層の建物になります。今回B-5街区全体を三井不動産レジデンシャル1社での開発としていることから、敷地内に商業施設等も多少は入ってくるでしょうが規模の大きさでは比べ物にならないくらいの建物になるかと思います。


実はこの街区では8月下旬に土壌調査が行われていました。

カンのいい方は何かに気づいていたようです。


三井不動産レジデンシャルグループが手掛けるサービスつき高齢者住宅のブランド「パークウェルステイト」はパークコート並みの高級仕様で、例えば「パークウェルステイト浜田山」では大浴場、アトリエ、シアタールーム、麻雀卓、ビリヤード台、フィットネス、果てはヘアサロンまである共用施設の多彩さが売りの一つです。
お値段も高級でこちらのサイトによると75平米の部屋に75歳の方が2人入居で賃料前払で約2億5000万円、それとは別に毎月かかる基本サービス料と共益費で約45万円…
幕張では立地条件が全然違いますから一概に比較はできませんが目ん玉飛び出そうになる金額です。

一方千葉県鴨川市で建設中の「パークウェルステイト鴨川」は同じく充実の共用施設の高級物件ですが、だいぶお値段は優しくなるようです。
どちらにせよ、ターゲットは富裕層です。

このサービスつき高齢者住宅がまだ何階建になるのか等未確定ですが幕張ベイパークのホームページは現在も6本のタワーを示唆するような広告が掲載されています。多分タワーで建ててくるんじゃないかなと思います。
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売主がまったく違う会社になったのではなく幕張ベイパーク主幹事の三井不動産レジデンシャルですから、外観を大きく崩すようなことはないかと思います。

ただし、あまり知られていませんが最初期の計画ではB-5、B-6、B-7街区は18階建て板状マンションの予定でしたから、今後情勢の変化により他の街区を含めてまた計画を変更する可能性はあり得ます。
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(出典:日本建設工業新聞の記事)

それでも違和感のないような外観にはしてくるでしょう。三井さんよろしく頼みます!まちの、そして我々の未来がかかってますから!

まちづくりへどれだけ影響があるか見通せないところがありますが、一番最後に開発される予定だった区画の開発が早まる可能性があることで、まちの成熟が早まることへの期待や、「パークマジック」が早々になくなってしまうのではないか?等、様々な声があるかと思います。
個人的には豪華共用施設の一部が地域に開放されないかな、なんて…


一方、B-2街区で建設されている「アリーナつきスポーツ施設」「スポーツバー・レストラン」の開業が遅れることを示唆する通知も同封されていました。
こちらに関しては、また改めて記事化させていただきます。